記録的な猛暑も影をひそめ、いつの間にや三角窓から入る風も秋の匂いを漂わせてきた9月15〜16日、今年も恒例となった『Coopa
di Chikusa』が行なわれました。マップラリーで海と山を楽しみ、夜は高原の澄んだ空気の中でのイタリアンディナーと大宴会。翌日はバーベキューとのんびりした田舎の休日をビアンキと共に大満喫のイベントでした。 9月15日、はやる心にせかされるように集合時間の1時間も前にビアンキを今回の集合場所である『姫路西S.A』に滑り込ませた。さすがに誰もいないだろうと思ったが、見慣れた顔の面々が笑顔で出迎えてくれていた。ラボンバ伊藤とアサヤンこと浅井さんだ。ラボンバは先日のセントラルの一件で今回はナビのウメちゃんの愛車ピンク(！)の『City cabriolet』で、ふかっつーこと深津君は少しは洗えよと思わず同情してしまいそうな小汚い(笑)『Civic』で、アサヤンはどこで拾ってきたのかイジッてますよと思いっきり挑戦的な『Mini1000』での参加だ。 そうこうしてるうちに続々とエントラントが集まって来る。 今回の参加者はウータンこと手越さん、シンさんこと浜野さん、ガッサンこと嵯峨さんとおまけちゃん(いけね、本名知らん！)、プン太＆プン美こと保杉夫妻、UUDから出-Brothersこと出原＆出海さん（この二人、血もつながっていない(多分)のに何をするにも息もピッタリのビアンキ界最強、最烈コンビ）とわたしやべっち＆タマちゃんのA112軍団。1200スパイダーのデーブ太さんこと溝口さん、Y10のトンボリさんこと西さん、復活なったUNOターボのフロイデさんこと田口親娘さん、ムルティプラのむるぞうさんこと加藤家御一行様は今年も家族旅行を兼ねてはるばる東京からやってきて下さった。  ドラミも簡単に済ませ例の一件以来ヘコミまくったやぼちゃ んとプン太君の友人のプント乗りのお見送りをうけながらマップラリーのスタート。各自1分間隔でサービスエリアを 後にする。バイパスの出口で後方からついて来るはずのウータンさんが妙に心配になり電話をすると予想が見事に的中し通り過ぎて引き返しているらしい。今年ものっけからやって下さると車内で大笑いする。途中の設問の答を求めてビアンキを降りサラ金の看板を数えまくる様はさながら修理資金に困り藁にもすがる貧困イタ車オーナーの図のよう（笑）七曲がりの潮風に包まれながらワインディングを軽快に流しながら垣間見るルームミラーに映るビアンキはとても美しい。龍野市を抜け揖保川を北上し第1CPのローソンでしばし休憩。後続がまだ来ない事を確認しR29でいよいよ山間部へ。しかしここでアクシデント。普段なら楽に流れるはず国道が思わぬ大渋滞。第2CPに到着した頃には予定時間をオーバーしてしまっていた。慌ててソーメン流しで昼食をとりメンバーの到着を待つが一向に入ってこない。どうやら数あるトラップに引っ掛かったのかあちこちでウロウロしているらしい。急遽出発時間を変更し再び1分間隔で第3レグのスタート。波賀町から千種町への峠道は中年ボーイズレーサーの独壇場になったらしい。もっともゴール間際のスペシャルステージはグレーチング段差で車高の低いクルマには欲求不満だったらしく、ゴール後再びストレス解消に駆け降りていく後ろ姿は涙なくして送り出せなかった。  予定が大幅に遅れたため1名の遅着と1家族の未着をほっといて（笑）宿泊地の三室高原に移動する。駐車場で色とりどりのビアンキをバックに記念撮影を済まし、バンガローに荷物を降ろし、調理部隊と買い出し部隊に分かれて夕食の準備にかかる。ラリーが押したぶん急いで買い出しを済ませるが当日組の帰りの時間に間に合わず、豪華なディナーを一口も食べて戴く事が出来ずにお別れとなった。ウータン、シンさん、出兄弟さん次回はゆっくりと遊びましょう。 陽もとっぷりと暮れ、ラボンバ料理長渾身の作イタリアンディナーで夜の部がスタート。和気あいあいとしながらもパスタやビールに全身全霊を込めて立ち向かう（みんな本気で腹減ってたんやね）おなかも落ち着いたついたところで成績発表。今年も空缶ポイントにものを言わせたメンバーが上位にたち、優勝はプン太組、2位にやべっち組の地元組、3位にはアサヤン一家が入った。やべっち＆プン太の技術の粋を集めたトロフィと佐賀の『ガレージトリミ』さんから提供いただいた豪華な賞品が贈られ記念撮影。しかし自分の作ったトロフィを持って帰るのも変な感じだ。切り番とブービーの人にもそれぞれ賞品が贈られた。トリミさん素敵な賞品ありがとうございました。 夕食の後片付けをし、バンガローに戻って宴会第2部の開始。  ビールやワインや焼酎で盛り上がり、お楽しみお宝＆不要品交換大会が始まる。それぞれ持ち寄ったプレゼントを賭けてセクハラやプライバシーの侵害なんてお構いなしの『個人別プライベート○×クイズ』で盛り上がる様は住基ネットもまっ青。とここでプン太君の携帯電話が…、目尻がだらしなく下がったまっ赤っかのプン太君の顔がマジに変わった。近所に葬式が出来たらしく無情にも帰宅命令だそうな。先月どっかで聞いたようなシュチュエーション。ひっくり返したお泊まりキットを鞄に詰め直し無念の退場。しかしゲットした賞品はきっちり忘れてはいかなかった。日帰りのつもりでやってきてここまで粘っていたフロイデさん親娘も一緒に帰路につかれ、一気にメンバーが減ったがバンガロー内はさらにヒートアップ。アホ噺は真夜中まで続いた。 翌日、高原の冷たい空気の中、残り物で朝食を作る。昨夜とうって変わった談笑をしながらの落ち着いたブランチは昨日のアルコールがまだ残っているせいか？まるで大人のクラブのよう。しかしこれはCNA、今年もCoppaはそんな気楽に終らせてくれなかった。昼食を予約した隣町のレストランへの移動の途中、立ち寄った自宅のガレージでそれは突然襲ってきた。停めていたわたしのビアンキの底から緑の液体が勢い良く流れ出したのだ。お漏らしだ〜。時間もないので車庫ビアンキをに放り込んでタマちゃんの『バ』無しのアバルトに乗り換え峠を越える。ビアンキなら楽しい道のりもオートマ軽四では移動するだけで感動がない。『愛の村パーク』に到着するなり食事の時間も迫っているというのに温泉へ直行し一汗流す。『30分ね』と決めていた集合時間も女性陣に見事に破られる。どうやら婦女子のほうがイタリア流に染まっているようだ。みな食放題のバーベキューをこれでもかと平らげビールを浴びるほど流し込み、デザートにはジェラートが付き物よとばかりに食べまくる。連れ添った女性陣がこれだけ染まってくれるとCNAの未来は明るいのだろうな。食後の家族サービスに子供達の時間を1時間ほどおつき合いし(といってもほとんどの男性陣はベンチで熟睡していたが)来年の開催を約束し解散となった。気楽に走って、飲んで、笑って、家族で楽しめるイベントとなった『Coopa di Chikusa』また来年も開催する予定なので今年来れなかった方は来年を楽しみにしておいて下さい。きっと満足が出来る2日間になると思いますよ。 |